子どもがお友達とのつながりを求めているからフリースクールを検討しているんだけど。フリースクールってどんなところなの?
お子さんが不登校になり、ゆっくりと休むことが出来たら、家以外の居場所を考えることもあるかもしれません。
フリースクールは、お子さんにとって学校以外での学びの場になったり、交流の場になったりと楽しい場所になり得ます。
ただ、ほとんどの場合個人で運営されているので、その活動内容や費用はフリースクールによって大きく異なります。
この記事では、実際に5か所のフリースクールに見学にいったわたしが
✓フリースクールってどんなところ?
✓費用はどれくらい?
✓どんな人が運営してる?
✓活動内容は?
✓選ぶときのポイントは?
について解説していきますね。
フリースクールの種類
フリースクールってなんなんだろ?
わたしはフリースクールについて調べはじめた時って、
フリースクール=子どもの居場所
くらいにしか考えていませんでした。
でもよくよく調べてみると…
・とにかく自由なフリースクール
・学校内にあるフリースクール
・学習に特化したフリースクール
・海の活動に特化したフリースクール
・ある程度プログラムが決まっているフリースクール
・オルタナティブスクール
などなど、かなりたくさんの種類がありました。
・ビルの一角
・古民家
など、その活動拠点もさまざまです。
また、フリースクールの利用可能対象も
・年齢制限なし
・小・中学生のみ
・中学生のみ
など、さまざまでした。
この辺りについて、一度あなたの近所にあるフリースクールについて調べてみるといいですよ。
公立のフリースクールってあるのかな?
わたしの知っている限りでは、フリースクールは民間のものがほとんどです。(学校内にあるものについては不明です)
これからは費用面で負担の軽い、公的なフリースクールがもっともっとできてくれるといいですよね。
フリースクールの費用
フリースクールっていくらで通えるの?
フリースクールは費用も施設によってバラバラです。
ここでは、実際にわたしが見学に行ったフリースクールの実際の料金をご紹介していきますね↓
施設名 | 金額 | 開室日 | 開室時間 | その他・特徴 |
Aフリースクール | 35,000円 | 週3回 | 9:30~14:30 | ・レンタル古民家 ・ときどきプログラムが決まっている ・参加者10名程度/1日 ・屋外での活動もあり 別途:年会費(10,000円)・年間維持費(30,000円)などあり |
Bフリースクール | 15,000円 | 週2回 | 9:00~15:00 | ・古民家 ・おばあちゃんちにいるような自由なスタイル ・参加者6名程度/1日 ・ゲーム/タブレットなんでもあり ・料理したい子は料理も可 ・プログラミング可 |
Cフリースクール | 22,000円 | 週5回 | 10:00~16:00 | ・ビルの一角 ・ある程度プログラムが決まっている ・参加者1~2名程度/1日 ・ゲームなどOK ・プログラミング可 |
Dフリースクール | 10,000円~30,000円 | 週1回~3回 | 9:40~11:40 | ・ビルの一角 ・自習型の学習支援スタイル ・参加者1~数名程度/1日 別途:入会金(30,000円)・施設管理費(1,000円から3,000円/月) |
Eフリースクール | 20,000円 | 週5回 | 10:00~13:30 | ・古民家 ・ある程度プログラムが決まっている ・参加者6~10名程度 ・その道のプロによるイベントあり ・屋外活動あり |
こんな感じで、フリースクールによって開所時間や費用など、詳細はかなり異なります。
数字はあくまでもの目安として、最終的には実際にいくつか見学して雰囲気を味わうのがおすすめです。
フリースクールの運営者ってどんな人?
フリースクールってどんな人が運営しているの?
わたしが見学した施設は
✓自分の子どもが不登校だった保護者
✓行政の少年課などを経験した指導者
✓塾の講師
などが運営していました。
どういう人が運営しているかどうかも、実際に会ってお話してみると良いと思います。
フリースクールの選び方5選
ここからは実際にフリースクールを選ぶ際のポイントをみていきましょう。
フリースクールを選ぶときは
・場所
・費用
・活動内容
・子どもの好み
・運営者や他の参加者との相性
の5つの項目をもとに選んでみるといいですよ。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
場所で選ぶ
わたしが実際に見学したフリースクールのうち市内にあるのは2件だけで、あとは車で40分~1時間程度かかる、お隣の市にあったりしました。
はじめは車での移動距離で躊躇してしまっていたのですが、息子に合うフリースクールがあるのなら、多少は仕方ないと思うようになりました。
もしも近くにフリースクールがあるならば、一度見学に行ってみるといいですよ。
HPにはない情報が得られたり、実際の雰囲気をみる事ができますからね。
自宅から近いということは
・送迎が楽
・いずれ子どもだけで通えるかも
・近所にお友達ができる
という利点がありますよね。
自宅の近くに素敵なフリースクールがあると、サイコーです!
費用で選ぶ
長く続けられるかどうか?は、その費用にも大きく影響されますよね。
費用をチェックするのはフリースクール選びの重要なポイントとも言えます。
フリースクールの中には、1回から参加できる料金プランを用意してくれているところもあるので、はじめはそういったプランで参加するのも安心です。
無理なく続けられる費用かどうか…?
そのあたりを考えてみるといいでしょう。
行政から不登校児やホームスクール家庭への、経済援助が決まってくれるといいですよね…涙
活動内容と子どもの好みで選ぶ
実際に見学にいくまでわからなかったのですが、フリースクールは活動内容もそれぞれ異なります。
今日は○○の日
のようにプログラムが決まっている場合もありますし、
今日は何をする?
と、朝の時点で子供と一緒に決めている、自由な感じのフリースクールもありました。
どちらがいいかは、一概には言えませんので、お子さんが快適な方法を選ぶといいと思います。
わが家は最初、自由なタイプのフリースクールを探していたのですが、実際にいってみると、息子にとっては
ある程度プログラムが決まっているところの方がいい
と、いうことがわかりました。
実際に動いて見ないと気づかなかったポイントです。
運営者との相性で選ぶ
フリースクールを運営してくれているような方々は、子どもの事を第一に考え、別の仕事をしながら運営してくれていることだってあります。
とてもありがたい限りです。
ですが、やはり考え方などの相性はあるかもしれません。
わたしが見学に行ったフリースクールでも、運営の方はとても優しく温かかったのですが、
✓実際の活動は見学できない
✓慣れるまででも母親が同席できない
など、ちょっとわが家には合わない部分があったので、通うのは辞めました。
そもそも息子が、「ここではない」ということだったので、仕方ないのですが、無理して通ってものちのちすれ違いが生じてしまうかもしれないので…ね。
【まとめ】フリースクール選びはお子さんの気持ち優先で!
お子さんにエネルギーが溜まってきて、どこかに行ってみたい!といわれるとつい嬉しくなって気合が入ってしまいますよね。
そしてあれこれ調べ、飛び回って探したのに「ここではない…」となってしまうと、またがっかりしてしまったり…
ですが、諦めずに情報収集は続けましょう。
いつかきっとあなたのお子さんが安心して過ごせるフリースクールが見つかるはずです。
まずはお子さんの「ここに通いたい」という気持ちを大切にして、合わなければ「はい、次!」くらいの潔さでのぞみたいところですよね。(自分に言い聞かせてます)
もしも、そもそもお子さんがフリースクールに通う事を望んでいない場合には、無理に通う必要はないと思いますよ。(保護者のお仕事の都合もあるかもしれないですけどね)